CONCEPT コンセプト

群⾺で快適に住まう性能 PERFORMANCE

性能

漆喰・無垢素材等の
無添加素材で家造りを

長い間暮らしていく住まいは、ストレスのない心地よい環境であることが必要です。私たちの作る家は健康の大敵であるカビが発生しづらくなっています。また、ホルムアルデヒドなどに代表されるシックハウスの原因になる化学物質を含む素材の使用を出来るだけ避けています。これまで施工させていただいた住宅の内装は全て、漆喰や珪藻土、そして床や天井などはボンドなどで圧着していない無垢材を採用してきました。
室内の毒素を測るVOC検査では国の基準値を全項目で下回っており、ほとんど検出されませんでした。入居後に体調が悪くなったりする方もおらず、アレルギーなどの症状も緩和されたと、ご好評いただいております。

漆喰9つのメリット

  • 1. 調湿効果

    漆喰の表面を顕微鏡で確認すると、スポンジのような小さな穴が無数に空いています。この穴は湿度が高い時には水分を吸い込み、反対に湿度が低い時には壁から水分を放出する特性があり、四季を通して室内を適度な湿度に保ちます。
    この調湿機能の働きにより、気密性の高い空間での結露発生を抑制することができます。古い蔵の中に保存された、巻物のような古書の保存状態が良好なのも、こうした漆喰の特性によるものです。 湿度が高く蒸し暑い日は空気をさらさらにし、寒く乾いた季節は空気中に水分を吐き出してくれるのです。

  • 3. シックハウス対策

    シックハウスの主な要因は、VOC(揮発性有機化合物)であると考えられており、その多くは接着剤・ペンキ・新品の家具等から発生します。 漆喰は上記のような健康に有害な物質を吸着・分解してくれますので、シックハウス症候群や予備軍の方はアレルギー改善にも効果が見込めます。

  • 5. 防火性能

    現代の住宅によく使用されるビニールクロスや合成樹脂といった建材は、燃えると亜硫酸ガスや青酸ガスといった有毒性のガスを発生させます。火事における死因の多くは、こうした物質による中毒死および窒息死です。
    漆喰の壁は燃えることがないので、防火の面からも非常に安全な住まいを建築することができます。

  • 7. 塗り替えは不要

    ビニールクロスは劣化するため、10年から15年に1回程度のペースで張り替えが必要になってきます。そのたびにコストがかかるのはいかがなものでしょうか。
    一方、漆喰は一度塗ってしまえば基本的に塗り替えの必要がありません。漆喰の成分は消石灰なので、水と混ぜて塗ると時間をかけて石に戻っていくのです。日光による日焼けや変色もありません。。

  • 2. 消臭効果

    料理、ペット、たばこ等、住宅では実に様々なにおいが発生します。漆喰を使用した壁には臭いを抑制する効果があり、脱臭剤等はほとんど不要です。
    窓を閉め切った室内で焼肉パーティーをしても、半日も経てば匂いは自然と消えているでしょう。

  • 4. カビ・菌・汚れの防止

    漆喰は強アルカリ性の自然素材であり、非常にカビが発生しにくく、除菌効果も併せ持ちます。鳥インフルエンザのようなウイルスに対しても有効性が確認されています。酒蔵や土蔵も、菌やカビの発生を抑えるために漆喰で造られているのです。
    また、漆喰は静電気をほとんど発生させない素材であり、埃などの小さなゴミを壁に吸い寄せてしまうことがなく、汚れづらいという特性もあります。

  • 6. 断熱・保温性能

    外壁で使用された漆喰は、日光を反射して壁面の温度上昇を抑えます。夏の酷暑時であっても、外壁は外気温とほとんど同じくらいの表面温度を保てることが知られています。
    また、雪で作ったかまくらの中が暖かいのは、輻射熱によるものとされています。漆喰を住宅内部の壁面で使った場合もそれと同じ効果があり、冬は暖房の熱を逃さず、暖かく過ごすことができます。

  • 8. メンテナンスの手軽さ

    お子様が硬いおもちゃを壁にぶつけて傷をつけてしまった、家財道具搬入時に洗濯機や本棚をぶつけてしまったというエピソードは、非常によく耳にするものです。そんな時にも漆喰の壁は、ご家庭で手軽に補修を行うことができます。
    傷をつけてしまった時は補修用の漆喰を水で練り、ペースト状にして塗ることで、綺麗に傷を消すことができます。 また、お子様の落書きを落とす時なども、サンドペーパー(紙やすり)や軍手等でこすると、簡単に綺麗な壁面を取り戻すことが可能です。

  • 9. 豊かな表情

    漆喰の良さは、機能面だけではありません。均一にパターン化されたものとは異なる自然な質感は、朝夕に窓辺から差し込む日の光、日が暮れてからの室内照明によって、実に味わい深い多様な表情を見せてくれます。
    永く暮らす場であればこそ、飽きのこない住宅デザインが力を発揮します。
    漆喰は、古くから城や蔵にも使われてきた素材ですから、その塗り方も、これまでの長い歴史の中で洗練されてきた幾多の手法があります。コテ目の付け方・押さえ方で、独自の質感を備えた様々な表情に仕上げることができるのです。

  • 群⾺の気候⾵⼟に最適な
    断熱材セルロースファイバー

    木質の繊維のセルロースファイバーは高い防音性・断熱性・防虫効果を有します。湿度が高い時に吸った空気中の水分を、湿度が低い時には放出してくれる機能的な断熱材です。梅雨や夏のような季節も、室内に入ると空気がさらりとしているので、汗が自然と引いていきます。また、多湿対策はカビの発生予防にもつながります。

    セルロースファイバー8つのメリット

  • 1. 隙間のない施工が可能

    いかに使用する断熱材が優れていても、壁の中で断熱材に隙間が生じてしまえば期待値どおりの性能を発揮することはできません。断熱材を入れ込む壁の中は、コンセントや排水パイプ等多数の障害物があります。 普通の成形された断熱材をその中に一切の隙間なくピッタリと入れ込むのは、非常に困難なことです。一方、セルロースファイバーは細かな木質繊維を空気と一緒に壁の中に吹き込むという施工手法をとりますので、コンセントや筋交い、排水パイプといった壁内に存在する凹凸が問題になることはなく、隙間なく密に壁内空間に入り込むため、しっかりと断熱効果が得られます。

  • 3. 防音効果

    セル口ースファイバーは繊維質なので、布団をすっぽりと頭からかぶった時と同じように、周りの音を遮断してくれます。繊維の中に多数の空気胞があり、吸音性能が大変優れた素材なのです。セルロースファイバーで断熱施工を行った家の中は非常に静かな環境となり、外の騒音はほとんど聞こえません。

  • 5. 防火性能

    セル口ースファイバーはホウ酸が添加されていることに加え、繊維の目が非常に細かいため、耐火性能にも優れた断熱材です。大量の細かい繊維であるために表面で火が食い止められ、中の方まで火が回りづらいのです。分厚い辞典のような大量の紙の束を火にくべても、表面ばかり炭のようになって中心部はなかなか燃えないものなのですが、原理的にはそういったことと同じなのです。

  • 7. エコな素材

    セルロースファイバーは木材資源保護の観点から、リサイクル紙を主原料として作られています。また、家屋解体時にはセルロースファイバーを機材で吸入・保管して再利用することも可能で、非常に環境に優しい素材なのです。

  • 2. 快適な室内温度

    セル口ースファイバーは木質繊維でできており、多量の水分を吸収できます。湿度が高い季節には空気中の湿度を吸ってくれるため、蒸し暑い夏でも外気より室内湿度は低く抑えられます。また、寒く乾いた冬の時期には自らが吸収した水分を空気中に放湿してくれます。このように、年間を通して湿度のバランスをとる作用があるため、セルロースファイバーは室内を快適な環境に保ってくれるのです。

  • 4. 防虫効果

    セル口ースファイバーは主に木質繊維とホウ酸から作られています。ホウ酸は、防力ビ・防火の効果を有するにとどまらず、害虫をよせつけず、木材の保護において非常に優秀な素材です。国宝に指定された法隆寺もホウ酸処理によってゴキブリやシ口アリから建物を保護しており、結果的にゴキブリを餌とするネズミのような生物も寄り付きづらくなったと言われています。

  • 6. 継続する断熱性能

    住まいは長期の人生を共にするものなので、断熱性能が経年劣化しづらいという事は、とても重要です。断熱材を性能値だけで見ると、セルロースファイバーに勝る数値を示す素材もあるのですが、その反面、経年劣化によって性能が大きく落ちこんでしまう素材が多いのもまた事実です。施工完了から時間が経つと共に、壁の中で沈み込んでしまう等水分の吸収による変形や、木材の自然な伸縮により断熱材に隙間が生じてしまう等、その要因は様々ですが、壁内にびっしりと入れ込まれたセル口ースファイバーではそういった現象を生じにくく、長年に渡って施工時の断熱性能をほとんど落とさずにいられるのです。

  • 8. 壁内結露の防止

    セル口ースファイバーは吸放湿性が非常に高く、湿度に強い素材です。じめじめとした季節にも空気中の水分を効率よく吸収するため、壁内の結露から住宅を守ってくれますので、家の構造躯体を長持ちさせることができます。壁内結露は単に建材を劣化させるだけでなく、力ビを発生させる要因ともなり、その結果力ビを食料とするダ二が住み着いてしまうこともあり、住環境にとっては実に大敵なのです。そういった壁内結露の発生を防ぎやすいという性質も、セル口ースファイバーを断熱材に採用する大きな理由の一つです。

  • 北国でも採⽤される
    ⾼性能ダブル断熱システム

    家の中の温度差が、人の健康寿命に多きな影響を与えると近年指摘されています。私たちの造る家は、壁にセルロースファイバー、それに加えて躯体自体を包み込む外断熱EPSボードを使用しています。
    内断熱(充填断熱)と外張り断熱のダブル断熱工法を全棟採用しています。国の規定した省エネルギー断熱基準UA値0.87(w/㎡k)を上回るUA値0.52(w/㎡k)という性能です。この値は、小さければ小さいほど熱が逃げないことを示しています。北国でも標準的に採用できる水準の高断熱工法です。

    地域の素材を積極的に採⽤

    PROUDの造る家は木造住宅です。屋根の下地から床材まで、大量の無垢の木を使います。私たちは、家をできるだけ地域材で造ることを目指しています。群馬県、森林組合、地元の木材屋さん、そして工務店が協力し合って進めています。
    群馬の木の中でも樹齢を重ねて立派に育ったものは、建築材として大変有用です。また、地元で採れた木材は一本一本粘度・強度を測定する検査をしています。今は、構造材の全てを地元材だけでまかなうには至っておりませんが、少しずつ「地域材で造る顔の見える家」を実現していければと考えています。

    建設後に費⽤のかからない
    メンテナンスフリーな住宅

    住宅に伴うコストは主に3つあります。建てる時にかかる建築費や外構工事費いったイニシャルコスト、次に住み始めてからかかる電気代やガス代といったランニングコスト、最後に住宅のメンテナンスや各部品の交換費といったメンテナンスコストです。建築時のイニシャルコストが安価であっても、その後のメンテナンスで莫大な費用のかかる住宅は結局のところ良い住宅とは言えません。

    PROUDで採用している漆喰のような天然素材は、経年劣化が少ないことも特徴です。外壁も素材自体が腐ってしまわない性質のものを採用しています。無垢の床材もベニヤのように剥がれて使えなくなってしまうことはありません。

    できるだけメンテナンスが必要ない素材を選定すること、また、メンテナンスが必要になった時にご家庭で手入れがしやすい素材を選ぶことを、私たちは大切にしています。